修繕するだけのリフォーム 新たな価値を与えるリノベーション

「リフォーム」と「リノベーション」、実はこの2つの言葉に明確な線引きはありません。
不動産会社によって解釈が異なりますので、「リノベーション物件」と広告に記載があったとしても、実際にどんな工事を行ったのか確認が必要です。では、一般的に「リフォーム」と「リノベーション」がどう解釈されているのかをご紹介しましょう。

リフォームとは?

例えば、水回りの設備の取り換え、クロスやタイルなどの張り替え、キッチン設備やお風呂の交換等はリフォームと呼ばれます。間取りはそのままに、古くなった建物の一部を新築の状態に「戻す」ことです。マイナスをゼロに戻すイメージを持っていただくとわかりやすいかもしれません。賃貸物件や事務所の入居者が退去した後、入居前の状態に戻す原状回復をリフォームと呼ぶこともあります。

リノベーションとは?

一方、子どもの誕生や独立など、ライフステージの変化に合わせた間取りの変更、床暖房やバリアフリー、災害対策のための耐久性・耐熱性強化などの機能の追加等はリノベーションと呼ばれます。建物の基礎だけを残し、大規模な改修工事を加えて建物の「価値を高める」こと。マイナスをプラスにするのがリノベーションです。

海外ではリノベーションが主流

日本では、古い住宅・マンションをリフォームして住み続けることが主流ですが、海外ではリノベーションの方が主流になっています。例えばヨーロッパでは、景観保護の観点から外観の変更には規制がかかっている地域もあります。フランスなどの町並みは、特区を除いて昔から変わっていません。しかし中は間取りが変更され、最新設備が整っています。最近では、日本でも古民家のリノベーションが人気です。

リノベーション工事の手順は?

例えばマンションをリノベーションする場合、まずは専有部分の内装や設備を全て撤去します。スケルトンというコンクリートむき出しの状態にしてから、施工を開始します。施主の希望に合わせて、間取りや内装、設備・性能などをゼロから設計できるのが魅力です。理想の住まいを実現することができるでしょう。

マイホーム取得のお得な手段

中古マンションを購入してリノベーションする場合、同様の新築マンションの6割から8割の金額で購入できると言われています。リノベーション済みの中古マンションを購入すれば、物件料とリノベーション料を併せて住宅ローンに組み込むことが可能です。近年、お得なマイホーム取得の手段として注目されています。