【台東区の不動産屋さんが解説】リノベーション費用を抑えるには?
住宅のリノベーションは、自身や家族の理想とする住まいを作るためのものです。
ただ、費用の問題がありますので、好き放題工事するわけにはいきません。
また、「理想の住宅は手に入れたいけど、できるだけ費用は抑えたい…」と考える方もいるでしょう。
今回は、リノベーション費用を抑えるための方法について解説します。
①解体範囲を減らす
住宅のリノベーションでは、解体範囲を減らすことで、解体費用、新しい壁の設置費用を節約できます。
「解体=壊すだけ」と考えている方もいるかもしれませんが、解体後には廃棄物の処理という重要な作業があります。
また、一戸建ての場合、基本的には建物の前にトラックを停めるため、それほど廃棄物処理の手間や時間はかかりませんが、これがマンションになるとそういうわけにもいきません。
マンションの場合、業者の方が袋に詰め、少し離れた場所にあるトラックに運ばなければいけないことが多く、手間や時間、そして解体費用もかかりやすくなります。
もちろん、一戸建てであっても、解体範囲が広ければそれだけ廃棄物処理に時間と手間、費用がかかることには変わりません。
もっといえば、たくさん壁を解体すると、その後たくさん壁を設置しなければいけなくなるため、これにも費用がかかりますね。
したがって、フルスケルトンにする必要がないのであれば、解体範囲を限定することをおすすめします。
②複合フローリングを選ぶ
住宅の床をリノベーションする場合は、素材感のある”無垢フローリング“ではなく、なるべく”複合フローリング“を選ぶことで、費用が抑えられます。
無垢フローリングは、切り出した木材の一枚板を加工したもので、設置費用は高くなりがちです。
ただ、このフローリング材自体が高額というわけではありません。
無垢フローリングの設置費用が高い理由は、業者の方が歪みを調整しながら貼っていくのに時間と手間がかかることです。
一方、複合フローリングは、合板や集成材などの基材に、薄く削った天然木を貼って作られたものです。
したがって、一枚板のような歪みは少なく、設置する手間や負担も少ないです。
床材でリノベーション費用を節約したいのであれば、ぜひこちらを選んでください。
③天井現しは部分的に行う
住宅のリノベーションによって、とても人気の工事があります。
それが“天井現し”です。
これは、天井を張らずに梁を見せた仕上げにするという手法で、“梁現し”とも呼ばれています。
低い天井を取り払うことで、空間に広がりが生まれたり、天窓などを併せて設置することで、明るい住宅にしたりすることができます。
ただ、これも壁同様、範囲が広くなるとリノベーション費用はかかりやすくなります。
たくさん天井を取り除かなければいけないわけですから、これは当然ですね。
また、全面を天井現しに仕上げることで、照明に関する費用もかかりやすくなります。
なぜなら、現しにするのであれば、綺麗に配線をまとめたり、まとめるための鉄管を設置したりしなければいけないからです。
したがって、どうしても天井現しにしたい場合は、全面ではなく部分的に行い、メリハリの利いた個性的なデザインにすることをおすすめします。
④商材を細かく選ぶ
商材を細かく選ぶことでも、住宅のリノベーション費用はある程度抑えられます。
例えば、キッチンのリノベーションで考えてみましょう。
一口にキッチンといっても、その種類は多岐に渡りますし、普段使いしない機能をあえて設置する必要はありません。
具体的には、食洗器やレンジフード、コンロやシンクにおける機能を吟味し、必要か必要じゃないかを細かく考えることで、いくらでも費用は下げられます。
また、「設備を設置するなら大手メーカーのものを!」と考えている方も多いかもしれませんが、その考え方はあまり持たない方が良いでしょう。
住宅設備メーカーの中には、今や全国的に認知されている設備や機能のパイオニアでありながら、それほど経営規模の大きくないところもあります。
つまり、各メーカーの特徴もしっかりチェックすることで、安価ながら信頼できる商材を採り入れられるというわけですね。
節約することばかり考えるのはNG
住宅のリノベーションにおける大きなメリットとして、新築を購入するよりも安価で、なおかつ新築のような住まいを手に入れられるということが挙げられます。
ただ、節約することばかり考えてリノベーションをしていると、理想とは大きくかけ離れた住宅になってしまったり、必要な部分のリノベーションが不十分に終わったりする可能性もあるため、注意しましょう。
まとめ
ここまで、リノベーション費用を抑えるためのアイデアについて解説してきましたが、いかがでしたか?
リノベーション費用の節約をする際は、そもそもの目標が“理想の家を作ること”だというのを忘れず、適度に削れる部分を削っていくようにしましょう。
もちろん、必要な部分とそうでない部分がわからない場合は、リノベーション業者の力を借りることも大切です。
東京都台東区でリフォームやリノベーションをご検討の方は、ぜひ東宝ハウス城東にご相談ください。
常に皆さまの立場になって、より良いご提案をさせていただきます!
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