
コラム
【葛飾区の不動産屋さんが解説】キッチンシンクにおける素材の種類と特徴

住宅のリノベーションでは、キッチン造りに力を入れる方も多いかと思います。
また、キッチンのリノベーションでは、レンジフードやコンロ、収納などに目がいきがちですが、より快適なキッチンを造るなら、シンクの素材選びも忘れてはいけません。
ここからは、キッチンシンクにおける素材の種類と特徴について解説します。
キッチンシンクにおける素材は主に4種類
キッチンシンクに使用される素材は、主に以下の4種類です。
・ステンレス
・人工大理石
・ホーロー
・クォーツ
まずはそれぞれの概要を見てみましょう。
ステンレス
鉄を主成分とし、クロムを10.5%以上含んだ錆びにくい合金を“ステンレス”といいます。
キッチンシンクの素材としては、もっともポピュラーなものと言えるでしょう。
人工大理石
アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材を“人工大理石”といいます。
“大理石”という名称ではありますが、天然石の成分は一切含まれていません。
ホーロー
鉄、アルミニウムなどの金属の表面に、シリカを主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼きつけたものを“ホーロー”といいます。
漢字では“琺瑯”と書きますが、難解な感じのため“ホーロー”とカタカナで表記されることが多いです。
クォーツ
素材の約70%を水晶が占め、残りの約30%はエポキシ樹脂で構成されている素材を“クォーツ”といいます。
高級感のある見た目が特徴です。
ステンレスのメリット
ステンレスキッチンのメリットといえば、なんといっても錆びに強く、耐久性が高いところが挙げられます。
汚れが染み込みにくいため、掃除も簡単です。
その他、ニオイが付きにくかったり、衛生的な素材であるため、害虫の侵入が少なかったりするところもメリットだと言えます。
また、ステンレスキッチンは機能性だけでなく、デザイン性にも優れています。
天板だけでなく、表層の扉や面材もステンレス仕上げにすることで、よりスタイリッシュなキッチンが完成します。
ステンレスのデメリット
ステンレスキッチンは衝撃には強いですが、毎日使用していると、どうしても表面に細かいキズができてしまいます。
また、ステンレス自体は錆びにくいものの、別の鍋などからの“もらい錆”が付いてしまう可能性がありますし、年月が経つと表面の光沢は失われます。
ちなみに、ステンレスキッチンのシンプルな見た目はオシャレにも見えますが、部屋の雰囲気やインテリアによっては、無機質で寂しいイメージになってしまうこともあります。
人工大理石のメリット
人工大理石のシンクは、白やベージュなどの明るい色のため、キッチン全体を明るい雰囲気にすることができます。
また、ステンレスなどと比べて、食器や調理器具を置いたときの音が響きません。
その他でいうと、汚れが付きにくいところ、水垢が目立ちにくいところもメリットです。
食器洗いの最後に、スポンジと食器洗い洗剤で洗っておくだけでも、かなり綺麗な状態がキープできます。
人工大理石のデメリット
人工大理石は熱に弱いため、シンクにそのまま熱湯を流したり、熱い鍋をそのまま置いたりするのには向いていません。
また、色が白系であることが多いため、醤油やワインなど、色が濃いものが付いたときにそのまま放置していると、シミになってしまう可能性が高く、長期間使用していると黄ばみが出ることもあります。
ホーローのメリット
ホーローシンクは、金属とガラスの特性を兼ね備えているため、水や湿気、熱への耐性に優れています。
また、スチール製のタワシで擦っても傷つかない耐久性もあるため、恐る恐る掃除をする必要がありません。
ホーローのデメリット
ホーローシンクにはガラスの特性があるため、耐衝撃性にはあまり優れていません。
そのため、硬くて重い食器などを一度にシンクに置かないように注意しましょう。
また、長年の使用により、ガラス質の釉薬が剥がれてくると、錆びが発生する場合があります。
ちなみに、そもそも取り扱うメーカーが少ないというところも、ホーローシンクのデメリットと言えるでしょう。
クォーツのメリット
クォーツシンクは汚れや衝撃、熱や変色など、あらゆるものに対して耐性を持っています。
また、手入れも簡単で、シンクに付いた汚れのほとんどは、水とキッチン用中性洗剤で落とすことが可能です。
クォーツのデメリット
クォーツシンクのデメリットといえば、なんといっても価格が高いというところです。
また、高価であるがゆえにまだまだ普及タイプとはいえず、商品の選択肢が少ない上に、納品までの時間もかかりやすいです。
まとめ
ここまで、キッチンシンクに使われる素材とその特徴について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
今まで、あまりキッチンシンクの素材に注目したことがなかったという方は、この機会にそれぞれの特徴を知っていただき、今後のリノベーションに役立ててください。
今後数年、あるいは数十年もの間住み続ける住宅を造るなら、できる限り細部までこだわる必要があります。
東京都葛飾区でリフォームやリノベーションをご検討の方は、ぜひ東宝ハウス城東にご相談ください。
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